7月にはセミナーの講師を務る機会がありました。
消費税の一般課税についての学習会です。
所用時間は1時間、参加者は20名程度でした。
小規模な開催でしたが、私にとっては非常に貴重な経験となりました。

内容としては、一般課税制度の基本的な仕組みから、インボイス制度、区分経理、それと一般課税以外の方法である簡易課税制度や2割特例について、実務上の注意点、具体的な計算例などを盛り込んだものです。資料は自分で作成。人に説明するには、自分自身がしっかりと理解している必要がありますし、自分の言葉で話すことで、内容がより伝わりやすくなります。
特に緊張しなかった
これまでにも何度か説明会で話す機会はありましたが、まだ「慣れた」と言えるほどではありません。にもかかわらず、当日はそれほど緊張しませんでした。むしろ、「せっかくいただいた機会、できる限り参加者に伝わるように話そう」という気持ちが勝っていたように思います。
学生時代は人前で話すのが苦手でしたが、社会人になってから一時期営業職を経験し、20代の頃は人前で話す機会が多くありました。30代以降は事務仕事がメインとなり、そうした機会は減りましたが、会社の懇親会などでは司会進行を務めることが多く、そうした経験が今につながっているのかもしれません。
とはいえ、やはりまだまだ経験と学びが必要だと痛感する場面もありました。自分の言葉で伝えようとする中で、適切な言葉が出てこない瞬間が何度かあり、「これは経験不足だな」と感じました。
機会があれば挑戦するように
これは独立してから変わったところですが、人前で話す機会があればなるべく挑戦するようにしています。
先日商工会議所での異業種交流会が開催されそこでも希望制で自分プレゼンの時間がありましたが、「1分間自己紹介・自分プレゼン」を行うコーナーがありました。迷いましたが、思い切って希望しました。
話した内容はシンプルなものでしたが、「あえて事前に何も考えず、普段考えていることを根底にその時感じていることを話そう」と心がけました。自分が独立して税理士として活動している内容、強み、仕事に対する姿勢など。この時も途中で適当な言葉が思い浮かばないところがあり、うやむやな表現にしてしまいました。やはり慣れていないのでしょう。聞いている人に何か印象的なことを一つ覚えてもらおうぐらいの楽な感覚で考えておくと、楽かもしれません。気持ちを軽くさせておくのが大事なことな気がします。
ただ、話した後の交流会では何人かの方が声をかけてくださり、そこから自然な流れで会話ができました。話すことで、その後の交流会も主体的に参加できるような気がします。
そういう機会にはなるべくやって人前で話すのに慣れておきたいです。
今後に向けて
今回のセミナーを通じて、自分が「話すこと」に対して少しずつ前向きになってきているのを感じました。最初の一歩は確かに怖いですが、一度やってみると、次にまたやってみようという気持ちになれる。その繰り返しだと思います。
今後も、こういったセミナー講師やプレゼンの機会があれば、積極的に引き受けていきたいと思います。税理士という仕事柄、説明する力は切っても切り離せません。月次でお会いしている関与先に対しても、ある意味、毎回がミニセミナーのようなものです。専門用語をかみくだいて説明し、相手が「なるほど」と納得してくれる瞬間を増やしていきたい。
そして、こうして得た経験は、いずれもっと大きな場で話すときの自信につながるはずです。
まとめ
今回は、セミナー講師を担当したことについて書きました。自分にとって、話すこと・伝えることを改めて考えるきっかけになった貴重な経験でした。これからも話す機会があれば臆せずチャレンジし、経験を重ねていきたいと思います。
📸 おまけの一枚

先日野球の練習試合をした球場がすごく綺麗でした。初のナイターだったのですが、お昼時に比べるとやはり涼しかったです(それでも最近の暑さは異常なので30℃ぐらいはあったかと)。
残念ながらヒットは打てず。。。次回こそは打てるよう練習します。