自分だけの持ち味・強みは何なのかが税理士として開業していくうえで大事になります。
一般企業では属人化は避けなければいけないこと
一般企業で働いている時は、業務の属人化は良いことでは無いと言われています。その人しかわからない業務というのは、もしその人が退職や長期休暇を取ってしまった場合、業務の継続が難しくなってしまいます。マニュアルを作って他の社員でも同様の業務ができるようにしておくことが必要となります。
また、同じ人がずっと同じ業務を続けていることも、その人しか分からない状態になってしまうので、定期的な異動を行なって、知識の共有をしていく必要があります。人が変わることで違った視点で業務を見ることができますし、効率化も進む可能性があります。会社としての知識の共有も進み、不正やエラーも起こりにくくなるでしょう。
このように同じ仕事をずっと同じ人がやっていると会社としてはリスクが大きいわけです。
属人的なスキルやノウハウが共有され、均質化されることで、従業員全体のスキル水準が向上します。会社としては良いことになります。
実際、私も今の職場では15年近く経理業務をしていました。属人化の状態になってしまっていており、会社としてはあまり良い状態ではありません。今回異動の内示があったわけですが、属人化解消のため仕方のないことだと思います。
独立したら自分の強みをアピール
税理士として独立開業した場合は、自分の強みを作っておくことが大切になります。自分の特色を前面に出して、この人にお願いすれば安心!と思われるようにしておかないとなかなか新しく顧問契約をするのは難しいでしょう。
私の場合は、今まで長年事業会社で経理業務をやってきましたので、経理担当者の立場に立った税務顧問をすることはできると思ってます。会計処理方法の分かりにくいところや会計システムの入力などかゆいところに手が届く説明ができるでしょう。
こういった強みを、どんどんこれから経験して作っていかないといけません。
自分しかできないくらい専門的なことまで担えるようにしていけば、税理士としてやっていくことに困らないでしょう。
一般企業で勤めている時とは逆に属人化させていくことが大事になっていきます。
属人化が悪いことではない
属人化とは特定の個人に依存している状態を指します。今後1人税理士としてやっていくのであれば、お客様が私に直接アクセスし問い合わせをしてそれに対し回答をするという流れとなります。
特定の個人が高いスキルや専門知識を持っている場合、クライアントはその個人に直接アクセスでき、より専門的でカスタマイズされたサービスを受けることができるでしょう。
自分にしかできないことをどんどん経験し作っていって、お客様からオンリーワンと認めれらるような存在になることを目標にしていきたいです。
まとめ
今回は属人化が悪いことなのかどうか考えてみました。一般企業では業務の属人化は良くないことでしょうが、独立して一人税理士として今後やっていく上では自分にしかできない強みをどんどん作って磨いていく必要があります。属人化できるものを増やしていけるよう鍛錬していきます。
スリーグッドシングス
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