普段とは違った視点を学ぶ

普段は全く美術品に触れることはありませんが、たまに美術館に行くことがあります。絵は見るのは好きです。昔の絵を見ていると単純に心を奪われ時間を忘れ見続けてしまうことがあります。

さらにそれだけでなく、個性的な絵画等を見ると新たな発見があります。新たな発見をを実生活にも取り入れると、世界が広がり、物の考え方にもバリエーションができてくるのではと思います。

東京都美術館で開催されている「デ・キリコ展」を鑑賞

昨日東京上野にある東京都美術館で開催されている「デ・キリコ展」を鑑賞してきました。

ダリやマグリットにも影響を与えた形而上絵画の巨匠、約10年ぶりの国内大規模展
20世紀を代表する作家のひとりで、形而上絵画を代表する作風で知られる、ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)の展覧会が、東京・上野の東京都美術館で開催されています。日本では約10年ぶりの大規模展です。

https://mag.tecture.jp/event/20240605-112637/ より引用

形而上絵画と名付けられ、簡潔明瞭な構成で広場や室内を描きながらも、歪んだ遠近法や脈絡のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き始めます。

日常では見ることのない雰囲気のものを見ることができます。

非現実的な絵画を見て思う

日常世界で見ることがない絵画を見ると、考え方は一つでないことに気づきます。今見えている世界が全てではないということです。たとえば、上のギャラリーの一番右の絵画は「不安を与えるミューズたち」という名前ですが、顔がマネキンになっています。これは上でリンクを貼っているサイト内でも以下のように解釈されています。

ルネサンス以来の伝統的な絵画で中心となったのは、人間や「私」であり、その理性的な面を賛美するものでした。しかし、デ・キリコは人間をマネキン化することで、戦争を引き起こす人間に、果たして「理性」などあるのかという問いを投げかけているのかもしれません。

https://mag.tecture.jp/event/20240605-112637/ より引用

こういう考え方は思いつかないです。絵画を見てこういう考え方で作品が作られているのかと学ぶだけで新たな発見があります。また無秩序にそこにあるはずのないものがあったりすると、それだけで疑問が出てきます。この疑問が出てくる発想が新たな気づきを生む勉強になるのではと思いました。

あとこれはここの本質とはずれますが、見た目の色合いが単純に好ましく思いました。無秩序なものがいっぱい描かれてる絵ですが、色合いが赤とか青とか綺麗に映えます。見ていて素敵だと思ってしまいました。色って見られる側に立つとかなり重要なんだろうと再認識です。私のようなぼやっとしている人でも、どこか1箇所だけはっきりとした色合いのものを身につけるだけで見栄えが大分違くなるのかもしれません。

新たな発想を生むきっかけになる

絵画をみて新しい気づきを得ることにより、実生活でもそういった考え方になれることがあるでしょう。普段とは違った視点を持つことを身につけると、他の人とは違った発想仕事できるのかもしれません。

私の場合は、税理士業を中心として今後仕事をしていきますが、今までの記帳を毎月して月次で決算をして積み上げ年間決算をして申告書を作るという作業だけでは今後生き残ることは難しいです。AIができることはそのうち人はやらなくなります。この辺りの作業はAIがいずれ作業をしていくのでしょう。いつになったらそうなるのかはわかりませんし、もしかしたら私が現役の間はまだそこまでAIが仕事を奪うことは無いのかもしれません。しかし、だからといってその仕事だけで安住していてはいけません。さらに突っ込んだ作業が必要だし新たな視点に立った税理士としての仕事を見つけチャレンジしていく必要があるのでしょう。

それが何かわからないですが、今までやってきた仕事を違った切り口で見てみて新たに税理士業の仕事でできることがあるのではとうっすらと思いついていることもあります。

そこは、まとまってきたらこのブログにも書きたいし、実践していきたいです。

まとめ

今回は美術館に行って、感じたことから、それを実生活に活かしたらどうなるかについて書きました。ちょっと伝えるのが難しいのですが、単純にまとめると絵画を見て違った発想を持つことに慣れてきてそんな考え方を実生活の中に取り入れると、普段やっていることも新たな気づきを得ることができて付加価値の高いものを生み出すことができるのではないでしょうか。

そんなきっかけを見出せるように、これからも芸術に触れていきたいと思います。最も芸術品を見ることはそれだけでなく、単純に美しいものを見ることは好きですし、見た目の色合いとか絵の大きさ迫力に感銘を受けたり時代背景を知ることができることも絵画を見る理由にはなっています。

色々な楽しみ方があるのが芸術品鑑賞です。

スリーグッドシングス

  • 美術館で絵画をゆっくり見ることができた
  • 上野にある昇竜の餃子を久々に食べて美味しかった
  • 少しだけどランニングができている
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