独立して仕事を始めてから、毎日が学びの連続です。
その中でも一番実感しているのが、「人との付き合い方」が雇わ時代と大きく変わったことです。
誰と付き合うかを自分で選べる、これは独立している中で自由であると感じることができる一つです。
先日ひとつの契約を解消する決断をしました。
今回はその出来事を通してあらためて感じた、「付き合う相手を選べる自由」について、自分なりの考えを書いてみたいと思います。

独立して得た「選べる自由」
大変ありがたいことに少しずつですが関与先も増えてきており、一件一件とのご縁を大切にしながら仕事を進めていますが、最近あらためて実感しているのは、「誰と仕事をするかを自分で選べる」という、独立ならではの自由です。
雇われている時代は、上司がいて、部下同僚と、ある意味では「仕方なく」付き合わなければならない人間関係がかなりありました。価値観が合わなくても、自分のやり方とは違っても、波風立てずやり過ごすしかない場面も多かったです(正直これが一番のストレスだったのですが、、)。
でも、独立すると違います。
自分が納得できるスタンスで、信頼できる人とだけ仕事ができる。逆に言えば、無理して誰かに合わせる必要はないし、「これは違うな」と感じたら、無理に付き合いを続けなくていい。そういう判断を、自分自身の責任のもと実践できます。
最初の違和感は、やっぱり正しかった
最近、ひとつ顧問契約を終了しました。
正直に言うと、ほっとしています。というのも、契約当初から少し違和感があったからです。
初回の面談の際、「これって本当に大丈夫か?」と思うような、いわゆる“うさんくさい”相談を受けました。たとえば、「この支出も経費にできないの?」「プライベートの経費を当然のように経費にしようとして、ちょっとグレーでも通せないかな?」というような話です。もちろん、私は脱税や過度の節税には一切加担しませので、その場で「それはできません」ときっぱりお断りしました。
表面上は理解してくれたように見えましたが、やり取りが始まってからも、その姿勢は変わりませんでした。
・経費にできないものをなんとかしたいという圧
・整っていない資料をポンと送ってきて「これで処理して」
・プライベートの領収証も含めて送ってくる
毎月積み重なると、こちらとしても限界を感じます。
振り返ってみると、最初に感じた違和感は、やっぱり正しかった。
独立しているからこそ、「違う」と思ったときには、誤魔化さず、自分の感覚を信じて行動することが大切だと実感しました。
無理して付き合い続けていたら、おそらく今ごろストレスが大きくなりすぎていたと思います。自分の時間も、他のお客様との関係も、大切にできていなかったかもしれません。
信頼できる人と長く
独立してから強く思うのは、「人間関係もサービスの質の一部」ということです。気持ちよくやり取りできない相手とは、お互いにとってよい結果にはなりません。
最近新たにご契約いただいた顧問先の方々は、その点をよく理解してくださっていて、本当にありがたい存在です。やり取りもスムーズで、お互いにとって心地よい距離感が保たれています。
最初に違和感を持った先とは、無理に付き合わない。
そういったやり取りの中で芽生えた違和感は、やっぱり時間が経つほど、確信に変わっていきます。
最初の直感は、だいたい正しい。
まとめ
今回は、独立後の人との付き合い方について書きました。独立しているという最大のメリットは自由に色々決められることだと思います。人間関係もその一つで、無理して付き合う人とはできる限り距離を置いていきたいと考えています。