仕事のやり方

仕事をする上で、組織で行うのか、一人で仕事をするのか、それぞれにおいてメリットがあります。現在、一人で税理士業を行っている私が、組織での活動を見た際に感じたことや、それを踏まえて一人で仕事を進めるための考え方を整理してみました。

組織でないと対応できないことがある

個人では難しい大規模なプロジェクトや複雑な問題解決が可能になります。先日自分も参加した組織のボランティアの報告会に参加してきました。

そこで感じたのは、改めて組織でないと大掛かりボランティアはできないなぁとということ。一人では太刀打ちできないスケール感を感じました。

そのボランティアは、2024年1月に発生した能登半島地震後のボランテイアでしたが、当初ボランティアの受け入れが難しいとされていた行政との接触から始まり打ち合わせをして意思決定をしていく流れは一人ではとてもできないことです。組織のバックグラウンドがあってできることです。今も行政側では受け入れる体制を作るもも大変な状態と聞きます。そんな中でも協力できる体制を作れるのは組織の大きな強みでしょう。ボランティアスキルがある個人なら組織に属さずとも参加することは、スキルがない人よりは容易なのかもしれません。私のようなそんなにボランティアの経験もなくスキルも無い人はなかなか参加することはできません。組織のメリットを感じました。

組織で行なった結果は、大きな成果となります。人数をかけて行なったボランティアですから、支援した内容も多くあって色々な話を聞くことができました。瓦礫を片付けたり、家の中の荷物が散乱してしまったのを綺麗にしたり、水路を綺麗にしたりと報告は多岐に渡り支援の対象者も多数にわたることがわかりました。私も上にある写真の水路掃除等をしましたが、それだけでも地元の方々にすごく感謝されました。

組織で行うことによるメリットを強く感じました。

それでも一人で行う方が良い

組織で対応することで良いことはたくさんありますが、そうは言っても私の場合は一人で行なって対応した方が良いような気もしています。

組織で行なっても一人でやっても人から感謝されることは変わりません。ダイレクトに感じる感謝の気持ちはどちらでも変わらないです。組織の報告会を聞いてその数の多さ、スケールの大きさは感じましたが、個人的な達成感はありませんでした。報告会を聞いても結局自分自身が直接体験したボランティア活動への感謝には及びませんでした。

ネガティブなことを言うつもりはありませんが、正直他の人の報告を聞いていても感じることはあまりありませんでした。一人でやっても変わらないならその方が煩わしさとかもなくて良いような気もします。個人として達成感を得ることに重きを置く場合、一人で行う方が効率的でストレスが少ないと感じます。

もちろん、とっかかりとしてボランティアスキルもない人間が受け入れも難しい場所に参加できるのは組織でないと取り組めない案件ですから、そこは組織ありきなのですが、、、できることなら一人でやりたいです。

一人でやるには

ではどうしたら組織できることでも一人で行うことができるか。

それは、一人で行うには、改めてとっかかりを作っていくことだと思います。そのためには、自分の得意分野を磨き、社会的な信頼を得られるように努める必要があります。まずはこれが大前提で得意分野を磨き社会的な信頼を得られるために1日たりとも無駄にはできず日々研修を受けたりしながら着実に目の前のことを経験していくことが大事です。

それを土台としてとっかかりを作っていく必要があります。

とっかかりを作るためには、色々な人と知り合って関係性を作っておかないといけないしそれはどの分野でも同じでしょう。ただ闇雲に知り合うことではなく、信頼できる人との関係構築が重要です。信頼できる人というのはこれまでの人生で感じた自分の軸に合う人。それは個人個人違いますからここでは触れませんが、そういった信頼できる人と多く関係性を築くことで、一人でできることも増えてくるはずです。

まとめ

今回は組織で行なったボランティア報告会に参加した後に、これから一人でやっていく上でどうやってやっていくべきか考えさせられたことについて書きました。組織の一員という対極の立場で対応したことで感じる一人仕事のやり方ですが、組織で行うことの良い部分をうまく取り入れて円滑に業務を進めていければと改めて感じました。こういった経験も同じように一人で業務をしている関与先に共有していけばと思っております。

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