TKC税理士セミナーを受けて

先週金土とTKCのニューメンバーズの集いセミナーを受けてきました。開業して間もない税理士を対象とした研修で、どうやって事務所運営を行なっていけば良いのか、様々な悩みに対しての諸先輩方からのありがたいご説明がありました。

色々ご説明頂きましたが、自分にとって真っ先に取り入れるべきところについて書いておきます。

研修近くで撮影した巨木。このように成長していきたいです

未来型税理士を目指す

将来の姿としての未来型税理士のキーワードは、ただの作業屋ではなく、何でも相談できる相手になれること。作業屋でも顧問料は頂けるけど、いずれはAIによって自動化され仕事が無くなってしまう。そのためにはその次の段階にいけるようにしておかなければなりません。開業時からそれは意識して取り組んでみたいです。何でも相談できる税理士になれるよう、例えば以下のような将来像です。

  • 今までの記帳代行がメインではなく、徹底的な合理化(経理自動化)の提案ができる
  • 決算報告時に同席するのではなく、決算予測時に同席しどういう決算見込みになるのか説明できる
  • 税務申告・税務署対応だけではなく、経営助言に注力していく
  • ただ締めるだけの月次決算ではなく、関与先経理が翌月頭には完成しクラウドシステムで事前確認

こういうことをやるためには、TKCのシステムについて詳しく学ばないといけません。まだどういうシステムになっているのかもわかっていないので、こちらも別のセミナーを受けることによって学んでいきたいです。TKCの経営理念である自利利他は、私も最も賛同できる内容であり、巡回業務や自計化という目標もやっていかなければいけないことと思ってます。TKCの理念・システムを存分に活用して自分なりに取り組んでいきたいです。

クライアントと契約したら、最初は記帳代行もやむを得ませんが、税金の計算をするだけでは無く、初期指導によって自計化をできるように後押しして、未来型の税理士業務に少しでも近づけたら理想です。

また、新規獲得にむけた動きとして、外に出ることが大事で、ホームページをしっかり用意し、経営理念・行動指針を作る、また商工会議所などの組合等にも参加等も新たな気づきとして得ました。

海外展開向けの研究

続いて興味を持ったのは、こちらは研修時はなく、夜の懇親会時のお話です。海外展開支援についての話題が上がり、上場企業を中心に海外取引がある先に対するフォローがやれる人が少ないとの情報がありました。

今勤めている会社がそれこそ海外取引を多くやっている上場企業の子会社にいますので、他の人とよりは抵抗なく取り組めそうです。移転価格税制などへの対応などができるようになっておけば、チャレンジできる幅が広がるはずです。実際、今も少しは移転価格税制について報告等は行なっていました。

今後日本は少子化もあり顧問先は減ってくるはずです。日本式の税務申告含め海外へ展開することができれば業務に幅が生まれます。興味ある世界でもありますので、こちらの勉強会には積極的に参加していこうと思いました。

海外取引における税務関連の相談は今後増えてくるでしょう。ここに対して苦手意識を持っていては新しいお話もきません。得意分野になるぐらいにしておきたいです!

事務所見学で刺激を受ける

群馬県にある事務所見学に行ってきました。そこはかなり大きい事務所ですので、私が目標とする事務所とはちょっとかけ離れてしまっているのですが、た大事務所の経営自体で参考になるところは多くありました。

フリーアドレスを展開

その事務所はフリーアドレスを展開していました。モニターもデュアルモニターがデフォルトで設置され、配線等も見えず、紙資料も机の上に載っていない今風の事務所でした。

私は1人で暫くは運用していきますが、事務所の設備ついてはついては大変参考になりました。自分の事務所もすっきりとした設備にしておきたいです。紙ファイルは極力無くすというもの目標の一つです。これからのことを実践している事務所が既にあり実際に訪問しイメージが湧きました。

生き残り戦略

生き残り戦略で成長ステップについて資料に書かれていたのですが、私がやらないといけないのは生業として顧問先獲得が至上命題であって、創業支援に注力し税理士である私が全部やっていかなければなりません。顧客先獲得では顧問先からの紹介であったり、事務所HPの作成、クラウド税理士検索エンジンを活用するなどの方法でやっていく必要があります。

付加価値をつけ高く売る時代です。顧問先獲得できたら自分にしかできないようなものを見つけ付加価値を高めていきたいです。決して安くは受けないことが重要です。他の説明でもあったのですが、値段を気にして安く契約してくる人は、長続きしないのではと懸念があります。結局安いところが見つかったらすぐ解約されそうで。長く契約を継続できる先を見つけていきたいです。

業務内容にヒント

先ほども書きましたが、事務所規模が違うのでなかなか真似はできませんが、参考になれる業務としてのヒントがありました。それは経理コンサルティング分野です。特に経理代行というところは誰もやりたがらないところなので、ちょっと考えても良いかなと。ターゲットは零細企業のいわゆる記帳代行というところではなく、大手企業グループとかで経理人材が不足している先でしょうか。大手企業グループであれば人件費も高めに見積もってくれるはずです。零細企業の顧問料込みでの記帳代行とは違います。ここは経理的なスキルがかなり必要だと思いますので、長年企業経理を生業としていた自分としては入っていける可能性があると思いました。

まとめ

基本拡大志向の野望は持っていないので、違うと思えるところはもちろんあるのですが、上記に書いてある内容については率先して実行していきたいです。

研修中には、成功する人はしつこい、続けられる人というお話がありました。学んだことを継続して実践し、まずは行動をするというのをモットーに、考えるよりも動いて物事吸収して成長していければと思っております.

スリーグッドシングス

  • コナンの105巻が今更ながら発売されていることを知り即購入
  • コストコで買い物した
  • 本を3冊買った。読むのが楽しみ

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