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  • 独立後の経験について

    独立後の経験について

    税理士事務所を開業し、ふと立ち止まって、会社員勤めの時との経験の違いの視点から、実際に独立して働き始めた中で感じた3つの魅力と、私自身が今後もこの道を選び続ける理由について、頭の整理も含めて書いてみます。

    雲の形が変わっていたので撮ってみました

    独立すると経験値が全く違う

    まずは、独立すると経験値が全く違います。

    会社にいると、決められたルールやマニュアルに沿って仕事を進めるため、どうしても同じことの繰り返しになりがちです。しかし、独立するとすべての判断が自分次第になります。どんな小さな決断も全責任を背負うため、成功も失敗もそのまま自分の糧になります。

    仕事をしている中には、未経験の事柄もでてきたりしますが、その時は自分で調べて対応しなければいけません。調べるためのツールも選択しなければいけませんし、難しい書籍から読み解いていかなければいけないこともありました。税法については、同じような事柄だけではなく、相談者によって要因がそれぞれ違いますから、対応したことのない内容は、必ず調べるという作業は必要になります。そこに上司や同僚の助けはありまえせん。自分で判断がマストです。(幸い、周りに相談できる同業の方がおりますので、助言をお聞きすることができそれは非常に助かっており感謝してます)

    また、急に予定が変わったり、思うように物事が進まなかったりする状況に直面すると、どう対処すればよいのか自分で考えなければなりません。最初は戸惑うことも多かったけれど、そのたびに「次はこうしよう」と自分なりの改善策を見出す過程が必ずあります。

    これらの経験は、毎日が勉強です。どんな経験も、後々の大きな成長につながる大切なもので、会社では決して味わえなかった実践的な経験値が、日々確実に積み重なっていくのを実感しています。

    どうでも良いことは忘れることができる

    会社勤めでは、どうしても周りの意見やルール、細かい決まりごとにとらわれがちです。上司や同僚とのコミュニケーション、社内スケジュールの調整など、仕事内容以外に気にしなければならないことがたくさんあります。

    独立すると、そういった余計な雑音から解放されます。
    自分が本当に大切にしたいことに専念できる環境が整います。

    仕事の進め方やペースを自分で決められるため、いらないストレスを自然と切り捨てることができます。上司の意見に左右されず、自分の判断を直感や感性も大切にしながら進められます。周りの環境整備に力を注ぐ必要がありませんので、無駄なエネルギーを費やさずに済み、心も体も余裕が生まれます。こうした環境が、日々のモチベーションを高める大きな要因になっていると感じております。

    ダメだったら次と切り替えがすぐできる

    仕事をしていると必ず思い通りにいかないこともあります。その場合は、自分の判断で思い切った方向転換が可能です。うまくいかなかったときは、「今日はうまくいかなかったな」とすぐに切り替えて、次のチャンスにチャレンジできる環境が整っています。

    周りにしがらみがありませんので、柔軟に方向転換ができます。

    この切り替えのしやすさは、失敗を恐れずに挑戦し続ける原動力です。税務判断で失敗は許されませんが、それ以外のたとえば関与先獲得に失敗などは、そこなか学び次の一手に活かすことで、どんどん自分のやり方が洗練されていくのを感じます。前向きなサイクルが自然と作られるのです。

    独立した働き方は、自分自身を常にアップデートしていくための最良の環境だと言えるでしょう。

    まとめ

    これまでの経験を振り返ると、独立して働くことで得られる経験や自由は、どんなに大切なものにも代えがたいと実感しています。もちろん、不安や悩みは全くなくなるわけではありませんし、それは会社員時代に比べると大きいものです。しかし、そのたびに自分自身と深く向き合い、次への一歩を踏み出せる柔軟さを感じています。

    結論として、私は今後も独立して自分らしい働き方を続けていきたいと強く思っています。現段階では、会社勤めに戻るという選択肢は全く考えられません。自分の決断で得た実践的な経験や、余計な雑音に惑わされずに自分のペースで前に進む自由こそが、何ごとにも変えられない魅力だからです。
    会社勤め時よりも公私ともども充実してますし、自分らしい生き方ができております。

    ありがたいことに、徐々にですが(まだまだではあります)、私を頼って税務相談・顧問契約をさせていただいた関与先もできてまいりましたので、これからもそんな関与先を最優先に関与できるよう仕事環境を整えて頑張ってまいりたいです!

    他にも必要な時に経費をどかっとかけられる、好きな時に休めるなど別の理由もありますが、、、、その辺りはまた別の機会に書いてみます。

  • 2025年京都マラソン振り返り②

    2025年京都マラソン振り返り②

    京都マラソン振り返り2回目です。

    京都マラソンスタート時。豪華なゲストが多くおりテンションが上がりました!

    1回目はの振り返りはこちらから↓

    今回は、事前の準備や用意して良かったものについて記録しておきます。

    テーピングテープ

    ここのところ30km過ぎに必ずふくらはぎが痙攣(こむら返り)して攣りそうになってしまってました。そうなると走ることもままならず、前回の金沢マラソンでは34km過ぎに立ち止まってしまいその後走り始めることはできませんでした。その前の昨年の東京マラソンでもふぐらはぎが痙攣してしまいました。

    今回その反省を活かし、事前にふぐらはぎが攣ってしまうのを対策しようとテーピングテープを購入しました。購入したのは、NewHALE(ニューハレ) テーピングテープ すぐ貼れるシリーズ です。

    こちらをふぐらはぎに貼って走りました。結果それでも痙攣しそうにはなったのですが、金沢マラソンや東京マラソンに比べると痛みは感じず、後半まで脚が痙攣せずラップタイムもあまり落ちずに走りきることができました。

    テーピングするだけでこんなに違うものかと驚きました。テーピングをすることで、筋肉を適度にサポートし、適切に動くようにサポートされるため、着地時の衝撃が分散され、後半のパフォーマンス維持につながるのでしょう。マラソンは長時間体を動かしますので、序盤の消耗がじわじわと後半に響いてきます。テーピングによってサポートすることで消耗するタイミングを遅らせることができます。

    次回もテーピングは装着して走る予定です。さらに腰も走っていて違和感を感じることが多々あるので、腰にもテーピングをしようと思っております。

    ジェル

    ジェルは、今まで愛用していたのがドロっとしていて、30km過ぎに服用すると体力が消耗しているからか必ずむせてしまい、そのあとしばらくは呼吸が苦しくて走ることもままならない状態になっておりました。

    新しいものに変更しようと、京都マラソンの受付時に開催していた特別会場でジェルを購入しました。
    購入したのは、日本新薬 WINZONE(ウィンゾーン) です。

    こちら3点セットを購入し10kmごとに服用しました。結果、今までのよりさらっとしていて飲みやすかったです。効果については、ペースも落ちませんでしたし完走できましたので良かったのでしょう。後半服用してもむせませんでしたし。息苦しさもかんじることがありませんでした。味も不味くはなく不快感ありませんでした。

    こちらも次回のマラソンでも継続購入する予定です。

    直前のアルコールを制限

    マラソン直前の数日間はアルコールを摂取することを止めました。

    アルコールには利尿作用があり、飲酒後は体から水分が排出されやすくなります。最近は前日でもビール飲んだりしてましたが、レース後半に脱水気味になることが多く、体内の水分バランスを考えてアルコールを控えることとしました。長時間走るマラソンでは大きなデメリットになるのかと思い。。。

    また、アルコールは消化器官にも負荷がかかり、胃腸の不調を呼びます。走っていて胃腸を壊してしまうと快適に走ることはできません。なるべく胃腸に影響を与えてしまうものは避けておいた方が良いですから止めておいたほうが良いのかと思います。

    当日暑さを感じることがありましたが、途中の給水を必ずとって水分補給もしながら走ることにより、後半も脱水症状を感じることもなく走り切ることができました。胃腸の不具合もありませんでしたし、体調も良かったです。

    やはり、マラソン直前の数日間はアルコールを控えた方が良さそうです。

    まとめ

    今回は、京都マラソンに向けて新たに試したことについてまとめました。

    1. テーピングテープ → ふくらはぎの痙攣対策として効果大。次回も継続使用し、腰にも試す予定。
    2. ジェル → WINZONEに変更したことで、むせずに摂取でき、エネルギー補給がスムーズになった。
    3. アルコール制限 → 体内の水分バランスを保ち、胃腸への負担を軽減することで、最後まで体調良く走ることができた。

    いずれもやって良かったことなので、次回のマラソンでも継続していきたいと思います。

  • 2025年京都マラソン振り返り①

    2025年京都マラソン振り返り①

    2025年2月16日京都マラソン走ってきました。

    前日土曜日の午前中まで事務所で確定申告関連の仕事してからの京都へ訪問です。
    日程的に難しいかとも思いましたが、せっかく申し込みして抽選も当たったのにもったいないと思い弾丸での参加をしました。

    結果は歩かずに完走

    天気は当初雨予報でしたが、朝のうちに止みその後は降ることなく晴れ間も出て、しかも風もなく最高のコンディションでした。予想に反したのは気温で、晴れ間が出ると暑く感じました。結構厚着して走ってしまい汗を拭いながらの走りで、途中の給水は必ずとるようにしました。

    42.195km走るには、ここのところ練習不足で走る時間が以前より取れておらず、途中歩いてしまうかもと思っていたのですが、結果は歩かずにぎりぎり完走。距離を重ねるにつれ何回かもう歩こうかと弱気になるところもあったのですが、、、何とか耐えました。

    20250216京都マラソン結果ラップタイム付き_墨消し済み

    30km過ぎると結構歩いている人も多くてつられそうになるところをぐっと我慢しました。

    5kmごとのラップタイムですが、35kmまで30分代で走れました。35kmから40kmまでは31分台と少し落ちてしまいましたが、一気に落ちることは無かったのでしたので個人的には結果に満足しております。

    平均的に落ち着いたラップタイムで、前半飛ばし過ぎも後半の追い込みもありませんでした。後半ペースアップしたかったのですが無理でした。脚が痛くなりそうだったのと呼吸も辛くなり、練習不足が露呈しました。

    でも、前回走った金沢マラソンは4時間半超とくやしい結果でしたのでそれに比べれてばマシになりました。

    意外にもきついコース

    京都は駅前の碁盤の目の街路が整備されているイメージしかなく、平坦コースなのかと思っていたのですが、意外にも高低差ありました。

    京都マラソンWebサイトより

    コースは、街中よりもその周りを走るコースとなっていて(観光客も多い中街のど真ん中を走るわけないかと走りながら気づく。。)上がったり下がったりすることが多かったです。

    上の図が高低差になりますが、5kmから10kmの上り坂は序盤から脚がやられます。仁和寺の手前まで登りが続きます。ここで体力使ってしまうと絶対後半終わってしまうと予想し、できるだけ消耗しないよう、ピッチを上げて疲れないように走りました。ここで頑張らなくて良かったです。

    10km過ぎると少し高低差はあるものの比較的平坦になります。道幅も広いですし走りやすかったです。30km手前から下っているようなのですがあまりそれは感じませんでした。30kmから33kmぐらいは河川敷を走るのですが、ここは道幅が狭く走りづらいです。歩いている人やペースが遅い人がいると後ろが詰まりタイムを狙っている人にとってはストレスになるでしょう。私は歩かず完走目標だったので、歩いている人につられないよう淡々と走ります。

    38kmすぎからの登りは、ゆるやかですが疲れている脚にはキツかったです。呼吸も上がりました。あと少しでゴールだからと自分に言い聞かせながら精神力で乗り切りました。その後下りとなりここでは呼吸は楽になるものの脚に負担がきてふくらはぎが痙攣しだします。頑張り過ぎると絶対足が攣ると予感がしましたので、ペースを抑えながら走りました。

    最後の平安神宮前のゴールは綺麗な風景で、疲れた体には一層神々しく見えてしまい少し感動してしまいました。

    沿道の応援は途切れることなく、エイドも充実

    途中観光名所も通りますので走っていて飽きません。写真を撮る余裕ありませんでしたが、仁和寺や今宮神社など前を通りますし、鴨川沿いを走るもの涼しい風が気持ちが良いです。

    沿道の応援も途切れることがありません。さすが京都です。舞妓さんの応援などもあり京都らしさを感じました。走っていて飽きません。

    エイドも充実してました。こまめに水分補給できますし、スポートドリンク・水ともに無くなってしまうことはありません。食べ物も色々ありました。京都名物の和菓子もあり(私は食べる余裕がありませんでしたが)それを目当てに走るもの楽しいかもしれません。

    まとめ

    厳しい日程でしたが、走ってきて良かったです。京都の街並みを走りながら堪能できましたし、観光とは違った楽しみができました。

    タイムも個人目標も達成し、走るモチベーションも高まりました。これからの人生あとどれぐらいの時間走れるかわかりませんし、走る体力がある限りまた挑戦していきたいです。

  • 青色専従者給与の適用について

    青色専従者給与の適用について

    青色申告会の無料相談会に相談員として参加してきました。
    質問が多岐に渡って大変でしたが、納税者のお役にたつことができました。
    そんな中、問い合わせが何回かあったのが、その内容が青色専従者給与の適用について。
    青色専従者給与の金額を増額したいですとか、あるいは減額したいの質問がありました。

    パンのパッケージにも確定申告の案内が!

    事業所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき業務を行う方(非居住者の場合には業務を国内において行う方)のうち、青色申告の承認を受けようとする者は、青色事業専従者給与額を必要経費に算入しようとする年の3月15日まで(その年の1月16日以後に開業した人や新たに専従者がいることとなった人は、その開業の日や専従者がいることとなった日から2月以内)に提出が必要になります。

    これは金額の増額をする場合も同様です。一方減額する場合は、一度申請をしている金額の範囲内であれば改めて申請を提出する必要はありません。

    尚、青色申告の承認を受けようとする方は、その受けようとする年の3月15日までに青色申告の承認申請を税務署に提出しなければいけません(3月15日が土日の場合は、その翌日が期限)が、これを忘れてしまいますと、その年は白色申告で提出ということになってしまいます。白色申告になると、青色事業専従者給与も使えませんし、複式簿記での帳簿作成が前提ですが55万円控除、さらに電子申告か電子帳簿保存法の適用を備え付けている場合の65万円控除の適用を受けることができません。

    この時期確定申告を受けることが大きいですが、白色で進行している場合は、青色にしなくて良いのか税理士として確認しておく必要はあるでしょう。また、青色事業専従者給与の適用も同じようにその受けようとする年の3月15日までに税務署に提出する必要があります。こちらも確定申告時期に確認しておく必要がありますね。

    青色申告会での相談を受けましたが、みなさん税理士をつけずにご自分で資料を作成していること。ただこの場合は会計帳簿に記帳をしていませんので、青色申告でも10万円控除で行っている方がほとんどです。もっとも10万円控除でも納税がほとんどない場合も多いのですが。。。

    やはり、利益がでてしっかりと成長させていく気持ちがある会社様は、税理士をつけるなど経理に精通している者を身近において、会計処理をしっかり行ったほうが良さそうですね。

  • ひとり親控除と寡婦控除の違い

    ひとり親控除と寡婦控除の違い

    年末調整、確定申告時にどっちの適用か一瞬わからなくなってしまうのがひとり親控除と寡婦控除。税務ソフトをすれば問題なく判断はできるのですが、ここのところ税務相談でコールセンターに従事することもある中、聞かれたときに咄嗟に答える必要があり、備忘にもなりまとめておきます。

    コールセンター従事中の休憩時。景色がよくホッとひと息ついておりました。

    「寡婦控除」および「ひとり親控除」は、どちらもひとり親世帯を対象とした税負担の軽減措置ですが、その対象となるところが異なっています。

    寡婦控除とは

    寡婦控除は、配偶者と死別または離婚し、その後再婚していない女性が対象となる所得控除です。
    対象者の要件は以下のとおりです。

    • 夫と死別・離婚した女性であり、再婚していないこと
    • 合計所得金額が500万円以下であること
    • 離婚した場合は、扶養親族がいるか(死別・生死不明の場合は扶養の有無はなし)

    寡婦控除を受けると、所得税では27万円(住民税では26万円)が控除されます。

    なお、以前は寡夫控除というものもありましたが、生計を一にする子がいることと寡婦控除と適用条件が異なっていました。今は後述するひとり親控除ができたので廃止されています。

    ひとり親控除とは

    ひとり親控除は、男女を問わず、一定の条件を満たすひとり親に適用される所得控除です。
    対象者の要件は以下のとおりです。

    • 婚姻歴に関係なく、生計を同じくする子がいること
    • その子の合計所得金額が48万円以下(給与収入103万円以下)であること
    • 自身の合計所得金額が500万円以下であること
    • 事実婚状態でないこと

    ひとり親控除を受けると、所得税では35万円(住民税では30万円)が控除されます。

    両者の違い

    両者の違いをまとめると以下の通りになります。

    項目寡婦控除ひとり親控除
    対象者女性のみ男女問わず適用
    適用条件(共通)合計所得金額500万円以下合計所得金額500万円以下
    婚姻歴の条件死別または離婚して再婚していない婚姻歴を問わない(未婚の親も対象)
    扶養親族の要件扶養親族がいるか、生計を同じくする子(所得制限なし)がいる生計を同じくする子(所得48万円以下)がいる
    事実婚の制約事実上婚姻関係と同様の事情にある場合ある場合適用無し事実婚がある場合は適用不可
    控除額(所得税)27万円35万円
    控除額(住民税)26万円30万円
    子どもの有無いなくても適用可(扶養親族がいれば)死別は扶養の有無無し必ず子どもがいることが条件

    対象者の範囲が、寡婦控除は女性のみが対象となるのに対し、ひとり親控除は男女を問わず適用されます。また、寡婦控除の対象には、子どもがいなくても適用されるケースがありますが、ひとり親控除は必ず扶養する子どもがいることが条件です。

    控除額が、寡婦控除の所得控除額は27万円(住民税26万円)、ひとり親控除の所得控除額は35万円(住民税30万円)と控除額はひとり親控除のほうが大きいため、より税負担が軽減されます。

    まとめ

    今回は寡婦控除とひとり親控除の違いについて書きました。実務上混乱しがちなところですので知識の整理をしておきました。ご参考にしてみてください。

  • フルマラソン前の30km走

    フルマラソン前の30km走

    先週の週末に30km走ってきました。

    フルマラソン前の30kmです。

    メンタルが鍛えられる

    まずは、一人で30km走るとメンタルが鍛えられます。
    どうしても30km走っていると途中で休んでしまったり、疲れて辞めてしまおうかと弱音がでてしまうときがあるのですが、そこを堪えて走り切ることでメンタルが鍛えられた気がします。

    どうしても集団で走っているときは耐えれらるものも、一人で走っていると弱音が出てしまうことがあります。
    心身が鍛えられた感が強いです。充実感もあります。

    フルマラソンのシミュレーション

    フルマラソンのシミュレーションができます。30km走ると今の実力を図ることができます。スタミナがどのくらいあるのかるので確認できます。30km走ったら残りは12.195km。どのくらい余力を残して置けるかが大事になります。体力を消耗してしまうと残りは走ることができません。30km走ることにより、何とか完走するにはどのぐらいのペースで走っていくべきか確認することができるでしょうk。

    ちなみに今の実力は昨年に比べると格段に落ちてます。昨年フルマラソン前に走った記事はこちら

    この時はサブ4ペースで30km走れてました(1キロ5分40秒ペース)。今は1キロ6分代がやっとです。実力を図ることができました。言い訳になってしまいますが、仕事の環境が変わりどうしても慣れるためにやることが多くなってしまい、走る時間が取れなくなっているのが要因です。でも、こういう環境でもしっかり走ってサブ4どころかもっと早いタイムで走る人もたくさんいるので甘えですね。完全に練習不足なので悔しいですが今の実力を最大限に出せるようフルマラソンはしっかり走りたいと思っております。

    補給のタイミングも計算できる

    マラソンをしていると途中で補給が必要になります。そのタイミングも図ることができます。私の場合は最近後半足を攣ってしまうことが多くこれをなくすための補給も考えています。レースには芍薬甘草湯が有効と聞いたことがあるのでフルマラソン前には用意しておきたいです。あとは補給をどうするかどこに収納して走っていくかなど試すことができます。

    あと、水分補給は大事ですのでこまめに取らないといけないと改めて思いました。今回は20km過ぎまで何も飲まずにはしっていたのですが、結構消耗しました。20km過ぎに自販機でドリンクを補給したことで回復し30km走り切れました。フルマラソンで補給しないことは無いのですが、改めて水分補給の重要性を感じることができました。

    まとめ

    今回はフルマラソン前の30km走の効果について書きました。

    確定申告時期にフルマラソンを走るのは相当の時間管理が必要になりますが、自分を律して乗り切っていきます!

  • 会計処理を行うタイミング

    会計処理を行うタイミング

    会計処理をどのタイミングでやるか人によって違います。領収書やレシートをもらったらすぐに会計処理をやるか、あるいはある程度領収書やレシートが溜まったらまとめて会計処理を一気にするか考え方はいろいろありますが、どちらでやったほうが効率的なのかまとめてみました。

    領収書やレシートをもらったらすぐに会計処理

    都度領収書・レシートをもらった段階で処理すると思い出す時間がかかりません。毎回処理するたびに何につかったものだっけ?とかプライベートか事業で使ったのかなど判断するのに時間がかかります。少ない件数ならまだしも結構な枚数になりますとそれなりに時間を費やしてしまいます。

    また、日々の業務の一環として少しずつ計上作業を行うことで、作業負担が分散されます。一度に大量のレシートを処理しようとすると時間がかかり、集中力が切れたり、疲労感を感じる可能性がありますが、毎回少しずつ処理すればその負担を軽減できます。特に、日々のルーティンワークとして取り組むことで、心理的負担も小さくなります。レシートが溜まってくると入力しないととプレッシャーに感じることもあるでしょう。

    さらに、日々コツコツと計上することで、現時点の収支の状況や予算消化状況をリアルタイムで把握できます。これは、経営管理や意思決定にとって非常に重要です。たとえば、特定のプロジェクトに割り当てた予算がどの程度消化されているのかを確認し、必要に応じて支出を抑えたり、追加予算を検討したりすることが容易になります。

    領収書やレシートがある程度溜まったらまとめて会計処理

    一定量のレシートをまとめて処理することで、同種の作業を一度に集中的に行うことができます。これにより、作業の切り替えによる時間的ロスが減り、全体の効率が向上します。ちょっとずついろいろな仕事をしていますと仕事の切り替え時に結構時間がかかります。どういう処理をしていたかを確認したりシステムが異なればそのシステムを起動させたりIDPASSを入力、資料を再確認など意外に時間がとられます。
    それに比べるとレシートを1枚ずつ計上するたびにシステムを開く手間が省けるため、まとめて行う方が時間を短縮できる場合があります。

    領収書・レシートの計上作業を日々行う場合、他の業務との間で中断が頻繁に発生してしまうことにより業務効率が低下することもありますが、ある程度まとめて処理する方法を採用すれば、日々の業務に集中しやすくなります。

    また、これは日々入力する人とは逆の視点になりますが、日々こまめに作業を行うことが苦手な人にとっては、毎日レシートを処理するのがストレスになることもあります。一方、まとめて計上する方法を採用すれば、「必要なときにだけ集中して作業する」というスタイルで心理的な負担を軽減できます。特に、日々の業務が多忙であれば、このメリットはさらに大きくなります。

    どちらのほうがメリットあるか

    では、どちらのほうがメリットあるかというと、経営者側の視点にたてば、リアルタイムでの収支状況の把握が必要な場合や、日々の正確な記録が重要な場合は「すぐに計上」する方法が向いています。一方業務が多忙な担当者にとっては、まとめて処理のほうがやりやすいかもしれません。

    どちらもメリットがあるのですが、毎日計上するまでは無いにしても、月次ぐらいではその月の領収書・レシートなどは入力しておいたほうがよいでしょう。この確定申告の時期で1年分の会計処理を入力しておらず入力を依頼されるお客様がいらっしゃいます。もちろんこちらとしては入力するのも含めて依頼があれば対応はしますが、月々の収支の数字を確認しておかないとどう意思決定すればよいかの判断材料が乏しい気がします。やはり数字による実績・予算との対比でどういう業務に特化していうかなど決めていく必要がありますので、私としては毎日少しずつでも作業をしていたほうがメリットはあるのではと考えています。月次で決算ができれば予算対比であとどれぐらいの経費が使えるのかなども判断できますし。

    まとめ

    今回は会計処理の入力のタイミングについて書きました。毎月入力完了して月次でまとめられればいうことないですが、それが難しければもう少し長めのスパンでもよいので少しずつ会計処理を進めていったほうがメリットは多いのではないかと思います。

    そういったところもこちらとしてはサポートしていきたいと思っております。

  • 休日でも仕事をするかどうか

    休日でも仕事をするかどうか

    独立し税理士業をしておりますが、それまでの雇われ時代とは違って、休日でも仕事をすることが多いです。雇われていた時は休日はしっかりと休んでいました。ところが、独立した今は休日でも仕事をしてオンとオフの境目があまりない状態が続いてます。その方が心理的に気楽に感じるところがあります。

    オンオフをはっきりと分けずに仕事に取り組むことでのメリットについて書いてみます。

    平日に行ったディズニーランド。休日よりは空いていたはずです。

    オンとオフの切り替えが楽になる

    まず、オンオフを曖昧にすることで、仕事に対する心理的な負担が減り、仕事とプライベートをスムーズに行き来できます。これにより、いわゆる「切り替え」のストレスが減り、必要なときに自然に仕事に取り組みやすくなります。また、思いついたアイデアや急な連絡にもすぐに対応できるため、業務の進行がスムーズです。

    もともとオフからオンへの切り替えが苦手でした。雇われ時代は、月曜日が苦痛で苦痛で日曜の夜から次の日のことを考えることが多かったです。今はあまり言わないかもしれませんが、サザエさん症候群とかいわれるものです。サザエさんを観ていた日曜の夜は憂鬱極まりなかったです。土日の楽しい時間から仕事モードへの切り替えへのプレッシャーが強かったのでしょう。特に月曜日の朝に会議がある時は憂鬱度が増しました。

    今は土日もある程度仕事していることが多いので、月曜日を迎えるから苦痛ということはありません。切り替えというストレスは無くなりました。

    長期的な視点での仕事の進行が可能に

    さらに、時間を区切らずに少しずつ仕事を進めることで、休み明けに一気にタスクがたまることがなく、長期的な視点での仕事の進行が可能になります。休日に数分だけ進捗を確認することで、平日に多忙になりすぎるのを防ぎ、気持ちにゆとりを持ちながら働けます。

    この気持ちにゆとりを持ってというところが結構大事で、ゆとりがないとつまらないところでミスをしてしまったり、約束を忘れてしまう(仕事上ではまずありませんがプライベートの方で)ことがあったり、記念日を忘れそうになったりしてしまいます。どちらかというと仕事上というよりプライベートの方に幅寄せが来てしまうことが多いです。そうならないように休日に少しだけでも仕事してゆとりを持つようにしています。

    その代わり一般的には9連休と言われていた今回の年末年始もある程度仕事していました。溜まっていた記帳のお仕事とかあと自分のWebサイトを見直したりなど。休日の間も少しでも仕事をしておくと気持ちが楽になります。記帳は、やらないとどんどん溜まってきますのでできるだけコンスタントに行っておきたいと思っております。(理想は、関与先様に記帳いただきたいのですが、なかなか難しく、、、課題です。)

    仕事を進める自由度が増す

    最後に、オンとオフの境界が曖昧になると、自分のペースで仕事を進める自由度が増し、ワークライフバランスを自分なりに調整しやすくなります。平日に予定を入れやすくなります。どうしても平日ではないと行動できないこともあり、また平日の方が空いている場所もあり動くのに効率的な時もあります。

    混んでいる休日に仕事をしておいて、空いている平日に好きなことをすることもできます。こういった自由度が増えているのは独立開業しているからでしょう。これは理想の働き方で、今は仕事をどんどん受けてますので、そんな自由は滅多になく平日を自由に行動というところは正直まだできてはいません。写真にあげているのはたまたま平日に行動した時の写真です。やはりこういった場所は平日の方が空いてますし楽しめます。

    周りの税理士の方を見てもそういう働き方をされている人が多くいらっしゃいます。自由に動けているのは今までの努力の賜物でしょうから、自分もそれを目指して日々真摯に取り組んでいきたいです。

    まとめ

    今回は、休日に仕事をすることについて書きました。結論としては休日に仕事をしていてメリットが3点ほどあったわけですが、一方で休日も目一杯仕事してしまうと体を壊してしまう可能性があります。特にメンタル部分が。そうならないためにも適度に息抜きは必要だと思っています。雇われていた時代と違い独立して仕事をしていると仕事の結果がダイレクトに自分にきますので、責任もありますししっかりとした成果を残さないといけません。そういった責任感から休日も仕事をしてしまうのかもしれません。理想の働き方を目指しバランスとりながら追求していきたいです。

  • 2024年ランニング振り返り

    2024年ランニング振り返り

    2024年も年間を通して走ることができました。たまに膝や足裏が痛くなることもあったのですが、10年走り続けているので、経験上重症化する手前でストップすることもできて長期間で走れないということもありませんでした。

    まずは、怪我せず走り続けたことに感謝をしております。

    記録というところでは、夏の暑い時期に走ることがなかなかできず練習の距離は伸ばせず、それだけが原因ではないかもしれませんがフルマラソンのタイムは目標としているサブ4(タイム4時間以内)を達成することはできませんでした。

    年間のランニング振り返ってみます。

    2024年フルマラソンは3回走りました

    2024年はフルマラソンを3回走りました。抽選で当たった東京マラソンと金沢マラソンは、人気のある大会でしたので、走っていても楽しくて、沿道の応援も熱く今でも思い出に浸ることがあります。勝田全国マラソンは今回2回目の参加だったのですが、さすが伝統あるマラソンでコースもところどころ坂があったり難しく苦戦しました。

    それぞれのレースでサブ4(タイム4時間)を目標に頑張っていたのですが、1度の達成できず。練習不足は当然ながらありましたが、加齢に伴うのも若干あるのかなぁと思っております。あとモチベーションも下がり気味で(他に趣味ができてきた)ここももう一度盛り返せるか今年の課題となっております。

    この中で一番印象に残っているのは東京マラソンです。走っていて本当に楽しいレースでした。スタートからゴールまで東京の名所を回れますし、沿道の応援は絶えることがありません。コースも比較的アップダウン少なめで下りも多く良いタイムが出せそうでした。3月上旬の日程で気候もまだ寒い状況下なので走りやすいです。結果タイムは4時間1分とあと1分頑張ればってところまでいけました。

    後半のタイムが落ちてしまうのが課題

    フルマラソン3つとも共通しているのが、30km以降のタイムが落ちてしまうことです。30kmまでは比較的に楽にう走れておりいつもこのまま最後まで走れるのではと走っている間は考えてしまいます。で、30km過ぎると突然疲れがどっと出てタイムが落ち早く走れなくなってしまいます。時には歩いてしまうことも。金沢マラソンでは35kmぐらいでしたでしょうか、エイドでカツカレーが提供されてそれを食べたらもう走れなくなりほぼそこからゴールまでは歩いてしまいました。

    番外ですが、30kmのレースである青梅マラソンも昨年走りました。こちらは最後までタイムが落ちることもなく力を出し切れましたので、個人的には30kmぐらいがちょうど全力を出し切れる距離なのかもしれません。

    30km以降もそれまでと同じペースで走るには走り込みを増やすしかないのでしょうが、なかなか走れずで。モチベーションの問題もあるのでしょうが何か走るための工夫をしたいです。練習会に参加するとか、あとフォームとかも消耗しやすい形で走っている可能性もあり一度レッスンを受けてみようかと思ってます。

    それ以外にも35km過ぎの足が攣ってしまうことも課題として挙げられます。ふくらはぎがどうしても攣りそうになり走れなくなって時には歩いてしまったりもありました。特に東京マラソンではふくらはぎのつらなければサブ4達成していたかもしれなかったので。。。ここも対応が必要になりますので補給をすれば良いのか、やはり走り方に問題があるのか解決するための道筋を考えたいです。ただ、こういった辛い状況でも沿道で応援してくださった方々が、コールドスプレーを用意してくれて助けられました。また、ボタンティアスタッフのフォローもあったりして最後のきつい距離もリタイアすることなく最後まで毎回走り続けられております。周りの方々にサポートされて走り切れているのは感謝しかありません。

    2025年の目標

    今年一番の目標はサブ4達成になります。そろそろ50歳という年齢が見え始めてきてますが、抗って達成してみたいです。それには今までやってこなかったレッスンを受けたり、モチベーションを高めるために練習会に参加したりしてレベルアップ図りたいです。

    あとは、今まで走ったことのないレースへの参加。旅ランも趣味にしてますが、初めての景色を見ながらのフルマラソンは格別なものがあります。2024年は金沢マラソンがそうでした。金沢市内をしっかり観光したことはありませんでしたので良かったですし、エイドの食べ物も各地の名産を提供してくれるのでそれを味わうだけでも幸せです。金沢マラソンでは名産が多すぎてとても全部食べ切れずリュックを背負って走らないと無理だと感じるほどでした。レース終わった後の食事や観光も楽しいですし、旅とマラソン両方楽しめます。2025年も最低1ヶ所では行いたいです。

    そのためには、日々ランニングを行うことが根底にありますので、サボらず継続していきたいです。

    まとめ

    今回は2024年のランニングの振り返りをしてみました。1年間結果的にはフルマラソンを走ることができて、これも怪我なく走り続けていられる周りの環境のおかげです。

    長くランニングできているのは、無理せず自分のペースで練習できているからなのかなとも思っています。マラソンは自分のペースで行えますので、周りの凄い人たちと比較することもせず行えます。ペースさえ乱さなければ、怪我もしないで長く続けれられる趣味です。

    今後も継続していけるよう、目標を掲げて無理せず楽します。

  • 医療費控除について

    医療費控除について

    所得金額から差し引くことができる所得控除に医療費控除というこもがあります。1年間に支払った医療費が10万円(総所得金額等の5%の金額の方が少ない場合はその金額)を超える場合に適用できるものですが、対象者、金額、何を医療費とすることができるのか整理してみます。

    無料の税務相談の時の写真。医療費控除についての問い合わせもありました。

    医療費の控除対象となるもの

    医療費控除の対象になる者は、本人の分はもちろんですが、扶養しているしていないに関わらず配偶者や家族の分も計算に入れることができます。

    ただし本人以外もを計算に含めるには生計を一にしていることが条件です。

    配偶者と生計を一にしていない人は少ないですが、別居状態とかの場合は含めることができません。家族というのは、子供は当然生計を一にしていると思われますが、親の分を含めるかどうかは実態に即して判断しないといけないでしょう。家計が完全に別となっている場合は生計を一にしているとはいえません。生活費を面倒見ている場合、お互いに生活費を出し合って暮らしている場合などは対象になります。

    次に医療費控除の対象となるものを表でまとめてみました。

    控除対象となるもの控除対象とならないもの
    診療費用等・治療費、入院費
    ・入院中の食事代
    ・医師の処方に基づく治療のためのマッサージ、鍼灸費用
    ・不妊症の治療費 
    ・美容整形や人間ドックの費用
    ・医師の指示によらない差額ベッド代
    ・親族に支払う付添費用
    ・診断書の作成料
    ・病室で見る有料テレビの料金
    医療品購入費用・治療のための薬代(薬局で購入したものも可)・健康増進や病気予防のための薬代
    医療器具購入費用・治療のために必要な医療器具購入費・メガネや補聴器の購入費用(左欄意外)
    通院費・通常必要な通院のための交通費
    ・往診のための医師の送迎費用
    ・急ぐ場合でないタクシー料金
    ・マイカー通院のガソリン代、駐車料
    その他・海外旅行先で支払った医療費・医師や看護師への心づけ、謝礼金

    医療費という枠組みの中でも控除できたりできなかったりと区別されております。資料を読んでも難しい言葉でわかりにくいのですが、一言でいうと、ぜいたくな部分は適用されないということになります。

    医療費控除の計算方法

    医療費控除の計算式は次の通りになります。

    {(支払った医療費)ー(保険金等)}ー10万円(総所得金額等の5%の方が少なければその金額)=医療費控除額

    ※控除限度額は200万円になります。

    式だけだと分かりにくいですので例をあげておきます。

    条件:

    • 実際に支払った医療費:50万円
    • 保険金などで補填された金額:10万円
    • 総所得金額:400万円

    計算手順:

    1. 実際に支払った医療費から保険金等を差し引く:50万円−10万円=40万円50万円 – 10万円 = 40万円50万円−10万円=40万円
    2. 10万円と総所得金額等の5%を比較(少ない方を選択):
      • 総所得金額等の5%:400万円 × 5% = 20万円
      • 10万円と20万円を比較して小さい方を控除額として適用 → 10万円
    3. 控除額を計算:40万円−10万円=30万円40万円 – 10万円 = 30万円40万円−10万円=30万円

    医療費控除額:30万円

    この場合の実際に支払った医療費というのは注意が必要で、年末に未払いになっていて翌年1月に支払ったものは金額に含めることができません。また、歯の治療など年をまたがる場合、治療費の一部を12月、残りを1月以降に支払った場合は、12月に支払った分だけが実際に支払った金額になります。

    年を跨ってしまうと、もちろん翌年の確定申告で医療費控除の計算に含めることができますが、10万円の控除額を再度引かないといけないので、その分控除額が減ってしまいます。制度に従って処理しないといけないので仕方ないのですが、年またがりですとそこだけ損をしてしまいます。支払いはその年中に済ましておいた方が賢明です。

    医療費控除の申告には、医療費控除明細書が必要となります。国税庁のホームページからダウンロードすることができます。リンクをつけておきました。こちらに記入をして申告すれば実際の領収書等は添付不要です。ただし5年間の保存は必要になりますので、無くさないようにしっかり取っておいてください。

    セルフメディケーション税制について

    医療費控除とどちらか選択になりますが、セルフメディケーション税制というものもあります。これは、本人または本人と生計を一にする配偶者その他親族が特定一般用医療品(スイッチOTC医薬品)を購入して支払った金額について適用されます。スイッチOTC医薬品って聞き慣れない表現ですが、要するにドラックストアとか売られている風邪薬や胃薬、頭痛薬などが当てはまります。全てではなく対象となるものにはセルフメディケーションのマークが入っています。レシートにも記載があります。その金額が年間で12,000円を超える場合には、88,000円を上限として所得控除を受けることができます。

    こちらの方が医療費控除よりハードルが低いですね
    医療費控除を使うほど高額が医療費は無いけど、こまめにドラックストアで買い物している人には使いやすい制度かもしれません。

    ただし、この制度を適用する場合には、健康診断をしている人だけが対象となります。なお、申告をする人は、検診を受けている必要がありますが、生計を一にする配偶者その他の親族がセルフメディケーション税制の対象となる医薬品を服用したとしてもこれらの方が検診を受けていることは要件にされていません。家族は健康診断を受けても受けてなくても良いみたいです。

    また、生計を一にする同一世帯のなかに、通常の医療費控除する人と、セルフメディケーションをする人がいても大丈夫です。

    医療費控除とセルフメディケーション税制どちらを選択した方が有利かというのは額によって変わってきます。

    医療費の総額が10万円以下の場合は全額控除になってしまいますので、医療品の購入が12,000円以上であればセルフメディケーションを適用した方が良いです。

    また、医療費の総額が188,000円を超える場合は、医療費控除は下限額の10万円を超える金額が控除額となり、さらにセルフメディケーション税制の上限88,000円を足した金額を超えますので、医療費控除を選択した方が有利となります。

    まとめ

    今回は医療費控除について書きました。なんとなくはわかっていても実際に控除の計算をしようとすると、金額もそこまで大きくないし調べたりするのが面倒になってしまい諦めてしまっている人もいるかもしれません。

    でも、しっかり計算すれば税金が一部戻ってきますから、ぜひこちらの記事も参考にして手続きしてみてください。

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